　岩手も温かくなり（すでに夏のように暑い日もありますが）、いろいろな場所で、いろいろな花が咲いているのを見かけます。今時期は、ちょうどバラが見頃ですね。先日、開運橋付近の北上川沿いを歩いていたら、バラのいい香りが…春のチューリップ、水仙、芝桜に続き、川沿い200ｍ程にバラが植えられ、きれいに咲いていました。童謡「ぞうさん」の詩をかいた、まどみちおさんの「はながさいた」という詩に「はながさいてみないひといない」「はながさいておこるひといない」というフレーズがあります。まさしくそのとおりだと思います。花が咲いていると目がいきますし、心が癒されますよね。

　さて、各都道府県・市町村には、それぞれの自治体がシンボルとして定めた、“花”、があるのをご存知ですか。（花の他にも“木”、“鳥”もあります）岩手県は、“桐”、盛岡市は“カキツバタ”がシンボルとなっています。近隣の県の花を調べてみると、青森県は“りんごの花”、秋田県は“ふきのとう”、山形県は“べにばな”と、それぞれの県にぴったりの花ですよね。ちなみに、岩手の“桐”は、私たちが日常目にする風景にはなじみが少ないですが、岩手は有数の桐の産地で、材の光沢が強く淡紫色をおびて美しいので「南部の紫桐」として知られています。ぜひ、みなさんも自分の住んでいる地域のシンボル花を調べてみてはいかがでしょうか。知っておくと、それらを目にしたときに関心も愛着もわくのではないかと思います。

　美しい花に心癒されたい方は、6月20日と21日に八幡平市安代地区で開催される「あしろhana花フェスタ」をおすすめします。こちらのイベントでは、人気のガーデニング愛好者のお宅の一般公開、色とりどりのハンギングバスケットで彩られた商店街、パッチワーク裂織を紹介する手しごと展、スタンプラリーなど見どころ、お楽しみがいっぱいです。トラベル・リンクでは、こちらのイベントと八幡平市の人気観光スポットや地元人気店を巡るバスツアーを実施します。この機会に、ぜひ八幡平市の魅力に触れてみませんか。

◆「あしろhana花フェスタバスツアー」の詳細はトラベル・リンクＨＰにて

by A.Sugawara

2015.06

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